利用運送で期待できるメリットはアセットだけではありません!

利用運送事業はノンアセット(運送手段を保有せず)で運送事業が始められる、非常に魅力的なビジネスモデルですが、運送業を始めるに当たって期待できるメリットは貸借対照表(B/S)上の資産あるいは負債のオフバランスだけではなく、収益に関わる損益計算書(P/L)上の一般管理費のコストダウンにも関係します。

利用運送では支払保険料がかからない!

一般的なトラック運送業である一般貨物自動車運送事業では、運送手段であるトラックと運転手、また営業所や車庫を確保する必要がありますが、利用運送ではこれを全て外注するため、これらの管理コストがかかりません。そういう意味では運送業ビジネスとして必要不可欠な交通事故に対する自動車保険料も支払わなくてよいということです。

事業計画で保険料の1年分を計上、運転資金のキャッシュを用意

自動車保険の種類には、大きく分けて二つあり、ひとつは強制加入で強制保険とも呼ばれる自賠責保険、もうひとつは任意保険です。運送業を始めるにあたっては、全ての車両に対して任意保険への加入が義務付けられており、自賠責保険加入を確認する根拠書類として保険加入を前提とする有効期間中の自動車検査証(車検証)の写しと、任意保険加入を確認する根拠書類として任意保険契約書の写し(フリート契約でも同様です)が必要となります。実際に契約済みの契約書あるいは、加入を前提とした見積書の提出によって許可となりますので、これらの根拠書類に記載された保険料の1年分を事業計画に盛り込み、運転資金としてキャッシュを用意しなければなりません。これは、一般貨物に使用する車両によっては、第一種貨物利用運送事業の登録要件である財産的基礎の300万円を越える場合すらあります。このように考えると、ノンアセットで運送業を営める利用運送業のメリットの大きさを実感していただけるでしょう。