運送委託の手数料について

利用運送をキーワードにしてインターネットで検索してみると、まず出てくるのはピンハネ云々の記事だ。それもかなり多い。内容は仲立ちマージンの話が中心。四割もの手数料を取られていることがわかったりするという。
大手からの実運送を請け負う中小の企業としては、確かに大手のブランド力が引き出す物量は、中小実運送業者が太刀打ち出来るものではなさそうだが、だからと言って法外な仲立ちマージンに多くの実運送業者が泣かされているのは、いかがなものかとも思う。
あまり政治的な話になるのも若干躊躇するのであるが、数からすれば、大手利用運送業者よりも実運送業者の方が多いはず。東京都トラック協会や各都道府県のトラック協会等が全国レベルで協調し、利用運送業における、中間手数料の上限を法律で規制するような動きもできるのではなかろうか。そんな行動を取っているとわかれば、実運送業の仕事が回ってこないという心配を抱えることになるかもしれないが、個々の実運送事業者が活動するのではなく、協会等の別の組織の活動を下支えしていけばいいだろう。
利用運送そのものの歴史がそれほど古くはなく、業態が固まっていく段階で、いろいろ不都合も出てくるであろうが、利用運送業自体の業務の効率的改善とともに、それを支える実運送業者の継続的事業運営が併存しうる、運送業システムを積極的に構築していく必要があろう。