グリーン経営認証取得の方法と取得メリット

グリーン経営認証とは

7月5日の記事でご紹介した「グリーン経営認証」について今回は掘り下げて説明したいと思います。グリーン経営認証とは公益財団法人交通エコロジー・モビリティ財団(エコモ財団)が認証機関となり、グリーン経営推進マニュアルに基づいて一定レベル以上の取組を行っている事業者に対して、審査の上、認証する制度です。トラック事業から始まり、現在ではバス、タクシーや旅客船、内航海運、港湾運送、倉庫業にまで認証の幅は広がっています。

グリーン経営認証の取得とグリーン経営

グリーン経営認証を取得するのはいつでも可能ですが、取得のためには厳しい審査を通らなければなりません。そして、申請する際に環境対策が既に一定期間実施されていなければなりません。申請書を提出すれば、エコモ財団から審査員が派遣され、半日程度の実地審査が行われます。トラック部門の審査項目は次の通りでこの6項目全てが適正であると評価されれば、グリーン経営認証を取得することが出来ます。①環境保全のための仕組・体制の整備、②エコドライブの実施、③低公害車の導入、④自動車の点検・整備、⑤配車・廃棄物の排出抑制、適正処理及びリサイクルの推進、⑥管理部門(事務所)における環境保全。

またグリーン経営認証の認定登録期間は2年間です。また1年ごとに中間審査もあります。そこで継続した環境保全活動が行えるように業種別にマニュアルが用意されており、基本的にグリーン経営はPDCAサイクルに基づき行われます。まず、チェックリストに基づき自社の環境保全活動への取り組み状況を把握します。次に取組状況を評価します。これはチェック結果に基づき行われ、ここで改善策を検討します。そして、改善策を検討し、今後の目標を立てそれに向けた具体的な取組内容を盛り込んだ行動計画を作成します。最後に、この行動計画に従って具体的な取組を行います。この継続したグリーン経営を行い続けないと次の審査で認証が受けられなくなるという厳しい認証制度です。申請からグリーン経営の継続に至るまで、クリアしなければならない細かい規定が多数ありますので、プロの専門家へ相談されると良いでしょう。

グリーン経営認証取得のメリット

認証取得のメリットは環境保全活動を行っているということを社会全体に向けてPR出来ることです。認証登録企業はエコモ財団のホームページで公表されますし、自社のホームページでもPRすることが出来、取引先や消費者からの信頼が高まります。また、職場のモラルや社員の士気向上に繋がり、交通事故件数の減少、リーダーの人材育成にプラスになったと回答している企業が多数あります。現在4406件7166事業所の登録があるようです(このうちトラックは3595件5642事業所)。今後は中小零細企業へこの認証取得が広がっていくと思われます。