利用運送事業が21世紀の最新ビジネスモデルである理由~その3

利用運送事業が、なぜ隠れた人気ビジネスになっているのか、商売がお上手な方、あるいは勘の鋭い方ならお気づきになられる頃かと存じます。それでは答えをそろそろ明かしましょう。そうです。ネット通販時代に相性がいいビジネスモデルだからです。

ネット通販に相性がいい利用運送事業

インターネットは、マイクロソフトがWindows95を発売した1995年に普及が始まった元年とされています。その後、爆発的に普及が進み、一般の生活に入り込んで、もはやなくてはならないツールにまで成長しました。とくに2013年後半のアップルiPhone4sのブームにより、それまでの携帯電話からスマートフォン(スマホ)が普及することになったため、かつてユビキタス社会が到来するといわれていたものが、スマホというデバイスのブーム到来によって携帯電話ルートで実現することになったのです。これによる商業流通の物流チャネルも大きな影響を受けることになり、小売業においてオムニチャネルと呼ばれる多対多での情報出入り口に対して、パラレルに対応できる販売チャネルの構築と流通ルートの確保が事業者の競争優位性確立において非常に大きな要素を占めるようになったためです。

並行物流に対応するには利用運送が最適な運送手段

商業取引において、実際に物流がフローするにあたっては、確実な輸送運送の実現と同時に配送管理網が確立されることが不可欠であり、21世紀の物流においては単品管理が前提でシステムが構築されることになります。したがって、いわゆるモグリの業者が適当な仕事で荒稼ぎできるような世界は一掃され、オーサライズされた販売チャネルを確立した営業が、最適な運送手段を適宜に選択したうえで、顧客ニーズを最大限充足する流通システムに加わることが必須になるためです。と同時に、許認可事業と呼ばれる規制産業の代表格である運送事業においても、総合的な最適環境において最大のパフォーマンスを高稼働率でオペレーションできる事業者が選別されて生き残る時代となりますので、最適運送を選択する能力を持つ運輸運送事業者と、最適配送を実現する能力を持つ実運送事業者との間で都度取り交わされる、選び×選ばれる体制こそが、今後成長していく運送業の姿ですし、当然運送業界の一翼を担う利用運送事業者も、この流れに大きな影響を受けることになります。ということは、逆算して換言すると、配達先である一般消費者等からバリューチェーンの上流に遡り、利用運送登録できる事業者がイニシアティブを握ることになるでしょう。