平成29年4月1日から「準中型免許」がスタート。

「準中型免許」がスタートしました

トラック運転手の人手不足で悩まされている中で平成29年に「準中型免許」がスタートし施行になりました。
今までは「普通、中型、大型」の3つでしたが、初めて聞いた人には「準中型とは何だろう?」という疑問があると思います。
準中型とは運送業で2トンの冷凍車と冷蔵車をするために新設された免許区分で、近年のトラックは性能が良くなっていて同時にトラックに対する重量が上がっていき、準中型が新設される前の普通免許では運転することができなくなりました。
軽トラックや2トンダンプは従来の免許で運転できたので建設業と軽貨物を運搬する運送会社は問題ありませんでしたが、2トントラックが運転できないので多くの運送会社では人手を確保するのに苦労していました。
準中型では「従来の普通免許を取ってから2年以上の運転経験」という条件を飛ばして高卒で運送会社に就職することが可能になります。
18歳以上でいきなり準中型免許を取ることが可能で乗車できるトラックはもちろん2トントラックです。

「準中型免許」の新設により今後は高卒の新卒入社が増える可能性あり

準中型免許の新設により今後は高卒の新卒入社が増える可能性があります。
トラック運転手は他の業種の給料に比べると高い傾向にあり、異業種では平均して手取りで約14万円ですが運送業では地場ドライバーは手取りで平均18万円になります。
長距離になれば2トンで手取り約25万円になります。
ただ、異業種に比べて給料が高いのには訳があって殆どの運送業では残業で給料が決まります。
多くの運送会社の基本給は低い金額で設定されている場合が多くて、残業しないと稼げない状態になっています。
その理由は近年の運送業は運賃の値下げ競争が行われていて、当たり前ですが運送会社は運賃で売上を上げています。
また、朝は早く出勤して夜遅くに退社したり運ぶものによっては重労働になったりで給料に見合わない場合が少なくありません。
よほどトラックと運転が好きで体力がある程度ないと、すぐに挫折してしまいます。

人手不足が解消すると今後はどうなるか。

運送業界の人手不足が解消すると「給料が増えて待遇も良くなり仕事が分散される」と想像する人もいるかと思います。
確かに、人手不足が解消すると売上は上がり待遇が良くなり仕事が分散されて仕事が楽になります。
しかし、人手が多くなれば多くなると仕事だけが分散されるだけでなく給料も分散されてさらに待遇は悪くなる場合があります。
従業員を雇いすぎると売上と従業員のバランスが悪くなり、会社の経営状況も悪くなれば倒産する可能性が高くなります。
実際、運送業に限らず従業員を雇いすぎて倒産した例がいくつかあります。