配送求人に応募し自家用車を使用する方法と貨物利用運送

年末の人材獲得競争

年末に差し掛かり、運送業界においては取り扱う物量が急増します。それに合わせて、短期の配送求人も見かけるようになりました。中には、車持ち込み可、とか車両手当付といった高時給求人も見かけます。しかし、運送を業として請け負い行うためには営業用ナンバーを取得しなければなりません。応募先が貨物利用運送事業者であれば、営業ナンバーを持つ人に業務を委託することができるからです。

貨物利用運送とは

貨物利用運送事業とは、荷主との運送契約により、国内外を問わず陸海空のうち最適な輸送手段を利用して貨物の集荷から配送までを一貫して行う輸送サービスです。そして、貨物利用運送事業者は、他の事業者が経営する船舶や航空機、鉄道、自動車の輸送手段を利用して荷主の貨物を輸送することが出来ます。つまり、営業ナンバーを持つ人に業務を委託し、その人の車を利用して、荷物を運ばせるのが貨物利用運送です。緑ナンバーのような営業ナンバーを取得するためには審査や試験が必要です。また、許可までに普通3か月程度時間がかかります。そこで、会社が貨物利用運送事業の許可を予め得ておけば、他社または他人と業務委託契約を結ぶことで、営業ナンバーを持つ他人の自動車で荷物を運んでもらうことが可能となるわけです。

車負担には様々な手当も

車を所有していると様々な諸費がかかります。自家用車の場合、車検や自動車保険などで年数万円かかります。そのため、短期の配送求人ではガソリン代以外にも車持ち込み手当などが付与されるのが特徴です。しかし、営業ナンバーを取得していない個人が配送の仕事を請け負う場合、原則として業務ではその車は使用できません。そのため、自家用車を持ちこみ配送の仕事をしようと考えている方は、会社がその自動車を営業用に登録する必要があります。営業ナンバー取得のための登録料を会社が負担してくれるところもあるみたいなので、雇用主と契約前に確認しておくといいでしょう。