第一種貨物利用運送事業登録要件の営業所とは?

利用運送の回答 
貨物利用運送事業の登録または許可を得たいという場合、ここでいう登録とは書類を揃えて提出すれば名簿に記載されるといったものではなく、登録に当たって定められた要件を具備したうえで、要件具備を証明する必要書類を添付して申請手続きを行うことになります。
第一種貨物利用運送事業登録申請の手続きについても登録要件があり、営業所の要件として「規模が適切なものであること」「農地法、都市計画法、建築基準法等関係法令の規定に抵触しないこと」「使用権原を有すること」という3点が定められています。この要件について解説します。
まず、規模が適切なものであることというのは、利用運送事業の前提として営業所(事務所)と必要に応じて保管施設を設置することが必要ですが、これらのキャパシティを超える事業は認められないということです。例えば、都心のワンルームマンションだけで利用運送を営む場合に、木材や鉄鋼材などを取扱うということは現実的でないでしょう。
次に、農地法、都市計画法、建築基準法等関係法令の規定に抵触しないことという点ですが、それぞれ農地法には農地としての目的と使用制限が、同じく都市計画法には当該地域の用途制限が、建築基準法には建築物の目的と使用制限があります。これらの各法規制に違反して利用運送事業を行うことはできません。具体的には、農地には建築物を建設することは認められていませんので、農地に利用運送の営業所を設置することはできません。同様に住居地域や工業専用地域に運送業の営業所を設けることは出来ません。
貨物利用運送事業の開始と登録申請手続きにあたっては、営業所とする物件について関係法令の規定との関係を事前調査してクリアにしておく必要があります。
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