貨物利用運送事業登録事業者です。100%出資の子会社を設立した場合、新たに貨物利用運送事業の登録許可は必要ですか?

利用運送の回答 
すでに自社が貨物利用運送事業の登録または許可を取得していて、経営上あるいは業務上の都合で新たに100%出資の子会社に、それまでの利用運送事業を引き継ぎたいということがよくあります。この場合に、新たに会社設立する100%出資の子会社は、従来の親会社とは別に利用運送事業の登録または許可を別途申請する必要がありますか?という問題です。
これに関しましては、結論的には必要です。なぜならば、仮に出資が100%の子会社であっても、法人格はあくまで別法人だからです。人間に例えれば分かりやすいですが、親が運転免許を取得していたとしても、子どもが18才になったからといって運転免許を取得せずに自動車を運転することができず、子が運転したければ別途運転免許を取得しなければいけないのと同じです。
したがって、この子会社が親会社の貨物利用運送事業を引き継いだり、仮に別事業としても貨物利用運送事業を行うのであれば、新規に貨物利用運送事業の登録または許可を取得しなければなりません。
また、もし親会社が貨物利用運送事業を行っていなかった場合に、100%出資の子会社が利用運送事業を営む場合には、貨物利用運送事業の登録または許可を取得しなければならないのは言うまでもありませんが、この場合では出資する親会社は登録または許可の有る無しに関わらず、会社の事業目的に貨物利用運送事業が必要となりますので注意が必要となりますし、もし事業目的にない場合には株主総会の特別決議による定款変更と登記手続きが必要となりますので、お早めにご依頼ください。